素直にカエル2 ~先生と夏休み~
「ったく…まだわかんないの?」
先生は急に優しくつぶやき、そっと私の頬を撫でた…
思わずビクッとしてしまった私…
だって…
ずるいよ…
「な…なにが?」
それでも強がる私…
全然…可愛くない…
やっぱり…全然素直じゃないんだ…
「…ヤキモチだよ」
「…え?」
「南が…他の男に触れんのが…いやだった」
先生は…
顔をそむけて…
そっとつぶやいた…
そらした先生の顔が赤いのは…
夕日のせいじゃないよね?