素直にカエル2 ~先生と夏休み~
でも…
答えは出てる
「純くん…あのね」
「ああ…。ちなみに返事はいらないからね」
「…へ?」
今まさに『ごめんなさい』を言おうとしたのに…
純くんはあっさりと私の言葉を止めた
「だ、だって…返事…」
「いいよ。もうわかってるし。最初からね」
そう言うと純くんはスタスタと先生のほうに歩いていった
先生は何がなんだかまだ理解できてないみたいだった
口開いてるし…
「つまり…こういうことでしょ?」
「…え?!」
いつの間にか…
私は先生の腕の中にいた