素直にカエル2 ~先生と夏休み~
Story4
理奈の恋
11月に入り、段々とカイロを使う日が増えてきた
相変わらずの先生と、相変わらずな私
文化祭以来、何故か仲良くなった純くん
なんだか不思議な関係ができあがっていた
今日も私は3階の生物準備室へと向かう
「先生?いる?」
「ああ。今日もご苦労様。すぐ終わらせるから待ってて」
私は近くの椅子に腰をおろした
準備室は先生の飲むコーヒーの匂いが染み付いていた