素直にカエル2 ~先生と夏休み~
だけど理奈は私の手を握ってはくれなかった
「いいよ。自分で帰れるし。あんた達の邪魔なんかしたくねぇし」
「理奈ってば!!女の子がこんな暗いなか1人なんて危ないよ!」
「そうだぞ木村。別にオレ達の心配なんかいらねーから」
私達のやりとりに見かねたのか、先生が近くに車をとめて降りてきた
「ふん。どーだか」
「オレらはいつでもラブラブできるから気にしないでね?」
「ちょ!!先生!」
ふざけ合う私達を理奈は笑った
だけど、やっぱりいつもの理奈じゃないみたいだった
なんか違う
いつもの理奈じゃないよ
どうしたの?理奈…