素直にカエル2 ~先生と夏休み~

秘密のデート



「ああ…車ん中あっちぃなぁ~」


買い物を終えて車に乗った…

ムシムシとした車内に、クーラーから生ぬるい風が吹き込む…


「もう2時かぁ…昼飯じゃなくておやつだなぁ…」


先生は時計を見て苦笑いしながら、車をだした…



「…ラジオつける?」

先生はさりげなく気をつかってくれる…

さっきから黙ってる私を見て、先生は聞いてきた…


「ううん、つけないで…」

「じゃあ、なんか話そう?つまんないじゃん!…せっかく会えたんだから」


先生は運転しながら左手で私の頭をそっと撫でた…

なんだか久しぶりの感触で照れくさい…


先生に顔を見られたくなくて、思わず窓の外に視線をうつした…


きっと私の顔は真っ赤だから…


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