粉雪-3年後のクリスマス-
「だけど、さ…」
「……ねぇ?」
言いづらそうに、二人の女の子は顔を見合わせる。
俺はゴクリとつばを飲み込み、さらに釘を刺す。
「何か、少しでも知ってることを教えてほしいんだ」
──信じて疑わない、
純真無垢な君へ。
「小中くんって──…」
どうして、俺だったのか。
なぜ、君は電話をかけたのか。
店の窓からチラリと光るものが見えた。
身を切るように寒かったのは、きっとそのせいだ。
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「……ねぇ?」
言いづらそうに、二人の女の子は顔を見合わせる。
俺はゴクリとつばを飲み込み、さらに釘を刺す。
「何か、少しでも知ってることを教えてほしいんだ」
──信じて疑わない、
純真無垢な君へ。
「小中くんって──…」
どうして、俺だったのか。
なぜ、君は電話をかけたのか。
店の窓からチラリと光るものが見えた。
身を切るように寒かったのは、きっとそのせいだ。
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