100%アイシテル。
「食べる?」

瑛が私にチョコレートを差し出してきた。

「いいよ」

今、チョコレートのパン食べてるのにお菓子は…さすがに無理。

「ほら」

無理矢理、口の中にチョコレートを入れられた。

甘すぎっ。イチゴミルクを飲んでチョコレートの味を消した。

「仲がよろしいこと」

美沙が笑いながら言った。

そんなんじゃないってば。もぉ、瑛のせいで誤解されたじゃん。

「…馨」

「ん?」

和哉が私の口の中にマシュマロを入れた。

私の口は処理する場所かっ。

あ、でもおいしいかも。イチゴ味?ますます好き。

「あ~あ。子供」

「うっせ~」

和哉は顔を真っ赤にしてマシュマロを食べ始めた。

マシュマロって、何か子供っぽいよね。
まぁ、おいしいんだけど。

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