100%アイシテル。
「また来ような」

「うん」

店を出ようと立ち上がったとき、誰かと肩がぶつかった。

「痛っ」

「…馨?」

「え?」

肩がぶつかった相手を見ると、琉…だった。

「お前、何で…」

「浮気ばっかしてる彼氏君」

琉を指差して言った。

ちょっ、瑛!

「は?」

「馨、帰ろ。彼氏君のバカ」

瑛はそう言って、私の腕をつかんだ。

「え…瑛!?」

ずんずんと前へ進む瑛。
瑛、何であんなこと言ったの?
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