【完】晴 時々 雨



わたしは

トイレの前に立ち尽くしたまま

そこから動けずにいた



そこに2人が出てきた



「うわっ…ハルちゃん、

どーしたの!?」



「トイレ?

もー早く行っといで?」



さっきの会話がウソだったかのような

親しげな口調



でも

わたしは

同じようにはいられなかった



何も

言えなかった



その時



「おい」



背後で

声がしたんだ


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