【完】晴 時々 雨



「なんで…」



ひとりでに言葉がこぼれ落ちた



「え?何か言っ…」



潤が

わたしの肩越しに外を見て



息をのんだ



「…何やってんだアイツら…!」



潤はすぐさま降車ボタンを押して

間もなくしてバスは停まった



わたしを待たずに

駆け出していく潤



わたしも後に続く



「谷!!」



潤が叫ぶ



そして



2人がゆっくりと振り向いた


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