【完】晴 時々 雨



心当たりを探しながら

アイツは昨日の出来事を語る



「谷、雨宮と関係を持ってたんだ」



「は…?関係って…」



意味がわからずにいると

アイツは言いにくそうに口を開く



「その…体の」



衝撃的だった



思わず足を止めてしまう



信じられない気持で

アイツの背中に向かって叫んだ



「はあ!?浮気?谷君が?」



アイツも立ち止まり

振り返る



「いや、浮気ってのとは微妙に違って…。

あ、いや、違わないのか?」



アイツも混乱している



普通じゃないことが起きているんだ



「まぁとにかく、二人には体の関係があって、

それを昨日、ハルちゃんが知ったんだ」


< 315 / 348 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop