【完】晴 時々 雨
沈黙が続いた
潤は何かを考え込んでいるような表情で
まっすぐ前に目を向けていた
何を考えてるの?
わたし
何かいけないこと言ったかな…
沈黙を破ったのは
潤だった
「じゃあさ」
わたしに視線を移して
じっと見つめる
鋭いまなざし
潤らしくない…
ううん
これが
わたしの知ってた潤だ
わたしは少し緊張して
潤の言葉を待った
「俺が…
俺が告白したら
どうなってたのかな」
「………え…?」