【完】晴 時々 雨
それに気付いた時
わたしは急に怖くなった
でも
さっき感じたのとは違う…
谷君とサツキちゃんに
感じたもの…
麻由子の言うことも
たぶん理由のうちの一つだと思う
わたしには見せない顔
わたしの知らない世界
見せつけられたみたいだった
わたしなんて入る隙がない気がした
それが悲しかったのかな
そして
身に降りかかるかもしれない
わたしなんかに想像できないだろう危険への恐怖
それだけ
だったのかな…