【完】晴 時々 雨



それに気付いた時

わたしは急に怖くなった



でも



さっき感じたのとは違う…



谷君とサツキちゃんに

感じたもの…



麻由子の言うことも

たぶん理由のうちの一つだと思う



わたしには見せない顔



わたしの知らない世界



見せつけられたみたいだった



わたしなんて入る隙がない気がした



それが悲しかったのかな



そして

身に降りかかるかもしれない

わたしなんかに想像できないだろう危険への恐怖



それだけ

だったのかな…


< 89 / 348 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop