【完】晴 時々 雨
「何でそんなこと聞くの?」
不思議そうにわたしをのぞき込む谷君
その瞳にドキッとする
「わたし…谷君のこと、もっと知りたい」
無意識に言葉が滑り出していた
谷君の目が丸くなって
次の瞬間
勢い良くわたしから顔を背けた
「…谷君?」
谷君をのぞき込むと
…あれ?
顔が赤いような…
わたし
今
恥ずかしいこと言っちゃった?
わたしまで顔が熱くなる
でも…
今のがわたしの本音なんだ