窓際の恋。
「え?だっていつも、あいさつしてくれる子だろ。俺、記憶力いいんだよ。」




嬉しすぎて泣きそうになった。
ほんと、あいさつしててよかったよ。




「先生すごい!じゃあもう1つ!あたし篠原っていうの。それも覚えといて。」



「ははは!わかったわかった。篠原な。」




なんか先生と喋っていると、すごくドキドキするんだけど安心する。




「っていうか、篠原。お前リレーの練習はいいけど、こんな時間から危ないだろ。」




「でも朝は勉強したいから夜しか時間ないの。」




先生はしばらく、うーんって考えているようだった。





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