愛コトバ〜短編Poem集〜
『捨てきれない思い出たち』
アイツとの思い出を捨てきれず今日も部屋の片隅でうずくまる
どうしても消せない最後のアイツ
それはアイツのメモリー
あんなに泣いたはずなのにまた涙が頬を伝う
あの日以来、鏡すら見てないあたしの顔は今、世界一醜いパンダだろう…
アイツ専用の着うたを聞くたびにあたしは携帯を見るだろう
キライにもなれない臆病な自分が惨めで消えちゃいたい…
アイツは知らない誰かとあたしの知っている笑顔で笑っているのに…
締め切っていたカーテンをそっと開けるとソトだけが別世界に感じた
この部屋だけが取り残されたみたいでまた涙が溢れ出す
明日という日は必ずやってくるのに……