「さようなら。」は桜いろ
「もうホームルームが始まるぞ。何してるんだ校門の前で。」
と二人に言った。
「あ、はーい今行きまーす。」
と絵美が言うと早紀も後をついていった。
一階、校舎玄関で自分のクラスを二人が確かめていると先に口を開いたのは絵美だった。
「早紀、一緒のクラスだよ!」
と目を輝かせながら早紀に言った。
「うん、良かった!」
と絵美に言った早紀は心底、安堵していた。
絵美の言ったとおり、顔見知りは絵美しか居なかったのだから。
階段を昇り、四階へ着くと二番目の教室、B組の教室に着いた。
クラスメイトは皆席に着いていた。二人で最後。
担任と見られる教師は既に教壇に立っており、二人の方を見ると、
「さ、席に着いて下さい。ホームルーム、始めますよ。」
と言い、二人を席に促した。
早紀は、言われたとおりの席に着くまでのクラスメイトの視線が痛かった。
二人が椅子に座るのを見計らうと教師は口を開き、
「皆さん、おはようございます。私は、今日から皆さんの担任を受け持つ谷川です。」
と話し始めた。
興味の無い早紀は、その間教室の窓から外を眺めていた。
教師の挨拶がいつの間にか終わり、皆が席を立った。
と二人に言った。
「あ、はーい今行きまーす。」
と絵美が言うと早紀も後をついていった。
一階、校舎玄関で自分のクラスを二人が確かめていると先に口を開いたのは絵美だった。
「早紀、一緒のクラスだよ!」
と目を輝かせながら早紀に言った。
「うん、良かった!」
と絵美に言った早紀は心底、安堵していた。
絵美の言ったとおり、顔見知りは絵美しか居なかったのだから。
階段を昇り、四階へ着くと二番目の教室、B組の教室に着いた。
クラスメイトは皆席に着いていた。二人で最後。
担任と見られる教師は既に教壇に立っており、二人の方を見ると、
「さ、席に着いて下さい。ホームルーム、始めますよ。」
と言い、二人を席に促した。
早紀は、言われたとおりの席に着くまでのクラスメイトの視線が痛かった。
二人が椅子に座るのを見計らうと教師は口を開き、
「皆さん、おはようございます。私は、今日から皆さんの担任を受け持つ谷川です。」
と話し始めた。
興味の無い早紀は、その間教室の窓から外を眺めていた。
教師の挨拶がいつの間にか終わり、皆が席を立った。