バツイチの恋


あの後二人でご飯を食べた



お互いに照れながら
でもすごく穏やかな時間



「香織…ずっと一緒に
こうしてご飯食べたい。
それから俺の子供を
産んで欲しい…」



「え!?それって…」



「うん!プロポーズ。
俺と結婚して下さい。」



目の前に満面の笑みの敦



私は驚いて固まってしまった



「香織?返事は?」



「敦…本気なん?
まだ付き合ってから
そんなに経ってないのに
こんなに簡単に決めていいん?
後悔しない?
敦ならもっと他にいい人に出逢えるよ…」



「簡単に決めた訳やないで…
俺はずっと香織のこと見てきた
こうなれたらって思ってたし
俺は香織の横にいて支えたいし
香織にも支えて貰いたいし
一緒に笑っていたい。」



私の瞳から勝手に涙が溢れ出す



敦が隣に来てそうっと抱きしめてくれた



「香織愛してる…
ずっと一緒にいて下さい。」



「…はい/////」



その夜…私たちは何度も何度も
愛し合った





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