さよならの後に
「わーッ、ここの桜の木、変らないね。」

「ここで俺達、約束したんだよな・・・」

「そうだね・・・」


泣いちゃダメなのに、どうしても抑えきれない涙がこみ上げてきた


「坂下、泣いてんのか?! どうした?!」

「奏・・・?

私、あの監督の映画の主演、演じることができるんだよ。」

「…お前、すっげぇじゃんッ!!

本気ですげぇ・・・」

「奏は・・・それを聞いてくれるためと、

約束を果たしてくれるために・・・」







「天国から、私に会いに来てくれたんでしょ?」

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