永遠の片想い
指輪を見つめる私の頭をポンっとする手に叩き零された涙は、苦しくて切なくてどうしようもない。


「まさか、絵里奈とマナミさんが同じ高校だったとわな。世の中狭いねぇ」

「マリとも、うまく話せないの…っ」

「今は仕方ねぇよ。あんま気にすんな」


ミっくんがめずらしく優しすぎて、思わず色んな感情が溢れた。


「俺さ、シュンの気持ちも知ってんだ」


その言葉に、私は泣きながらミっくんを見る。


「だから何つーかな、何でもいいから悩んだらとりあえず俺に言えよ。相談くらいのってやる」


そう言って、私の頭をクシャっとした。

泣きすぎて言葉がでないよ。

でも…ありがとう、ミっくん。
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