永遠の片想い
「つっ返されても困るし、もらって」


シュンくんはそう言って、プレゼントを差し出す。


「…ありがとう」


私は、それを素直に受け取った。

いつも女の子で溢れている、人気のショップの名前が入ったリボンを見て。

どんな気持ちでこれを買ってくれたんだろうと考えると、胸がポカポカして嬉しかったんだ。


「ねぇ、開けてもいい?」

「どうぞ」


プレゼント片手に喜ぶ私は、多分サンタクロースからプレゼントをもらった子供と同じ顔をしているだろう。

小さな箱を開けると、そこに隠れていたのは星の形をしたピアスだった。


「わぁー…かわいい」


星の下に三つぶら下がり揺れるラインストーンは、まるで流れ星のよう。
< 155 / 402 >

この作品をシェア

pagetop