永遠の片想い
「よし、カラオケ行こう」


立ち上がり、私の腕を引っ張るチカ。


「とりあえず今日は楽しもうよ」

「そうだね」


チカの笑顔があまりにも優しくて、私も笑って返事をした。



−−−−−……


「あー、楽しかった」

「久々にこんなはしゃいだし」


カラオケの帰り道、私達は楽しさに酔いしれながら街を歩く。


「絵里奈と仲良くなれて嬉しいな」


突然そんな事を言い出すチカに、思わず照れる私。


「どうしたの、急に」

「何か、ふと思った」


そう言って、チカは私の肩に腕を回す。


「私も嬉しいよ。てか、今年もよろしくね」


肩を組み見渡す空は、やけにキレイ夕焼けだった。
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