永遠の片想い
本当に、嬉しいんだ。

そんな風に思ってくれた事も、自分がそんな風に思えるようになった事も。


「だから、ありがとう」


伝えた気持ちに、笑顔が零れる。


『会いてぇんだけど』


そんなシュンくんの一言で、私達は明日チカ達とは別で会う事になった。


電話を切り、見上げた夜空。

今日は晴れてたから、星が綺麗に見える。


ねぇ、佳祐。

きっと、同じ空の下にいるんだよね?


偶然でも逢えなくて。

それが良いのか悪いのか、今はわからない。

でも、一つ言える事。


私の傍には、シュンくんがいるよ。


佳祐が居る場所からも、同じ空が見えますか?


白い息は、空に溶けていく。
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