永遠の片想い

「ちゃんと伝えたいの…最後に」


佳祐に想いを伝えて、シュンくんと向き合いたい。

私は、芽生え始めた気持ちに気付いていた。



シュンくんが好き。



佳祐を想う気持ちの中で、確実にシュンくんもいたんだ。

中途半端な気持ちで、シュンくんの傍にはいられない。

だから私は、自分で自分にケジメをつけにいく。


「わかった。俺で力になれる事なら、喜んで協力するよ」


トシはそう言って笑ってくれた。


「トシ、ありがとう」



−−−−−……



トシに気持ちを打ち明けた事で、私はシュンくんへの気持ちに改めて気付いたんだ。

もう少し、もう少し待っててね。