永遠の片想い
第5章−記憶−
出逢いがあれば別れがある。

人生は、その繰り返しで出来ているんだろう。

佳祐も私も、そしてシュンくんやユキ先輩もそんな"人生"を歩んでいて、これから先も沢山の出来事を乗り越えて行くんだ。

その中でどうしようもなくなった時、誰かの支えでありたいと私は思った。


ねぇ、佳祐。

私に出会った事、後悔してない?

私は、これっぽっちも後悔なんかしてないよ。

だって、こんなに逢いたいと思ったのも、こんなに泣けるくらい好きになったのも、全部佳祐が初めてだったから。


好きだから、諦める。

好きだから、幸せを願う。


それが、私の愛情。

佳祐への、最後の愛情だよ。
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