永遠の片想い
「本当、俺って自己中だな」


そんな一言で、私はもう何も言えなくなってしまう。


どれくらいの沈黙が続いただろう。

先に口を開いたのは、佳祐の方だった。


「あの時、突き放してごめんな」


かすれた声で囁かれた言葉に、また涙が込み上げる。


「俺の事好きだって言ってくれて、まじで嬉しかった」

「嘘つき…っ」

「嘘じゃねーよ」

「嘘つきだよ、佳祐は…っ」


泣きながらにそう言い張る私を、佳祐は困ったように笑った。


「傷付けてごめん」

「やだ…っ」

「ごめんな」


私を選ばない腕に抱かれ、次から次へと涙がこぼれ落ちる。


「謝っても許してあげない…っ」
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