永遠の片想い
首を傾げながら、問い掛けるチカ。


「ミっくんとトシにも聞いて欲しいから、今日呼んでもらっていいかな?」


私のお願いに嫌な顔一つしないで、チカは"了解"と言って携帯を取り出す。


「じゃあ、今日一緒に帰ろうね」

「うん」


しばらく話をした後、校内に予鈴が鳴り響いたので、私達は教室に戻った。


−−−−−……


いつものファミレスに着くと、先に着いていたミっくんとトシが、待ちくたびれたと言わんばかりの顔で、座っていた。


「お前ら、まじ遅いんだけど」

「ごめんね、ホームルーム長引いちゃって」


ミっくんの隣に座るチカに続き、私もトシの隣に腰を下ろした。


「お腹空いたー」
< 235 / 402 >

この作品をシェア

pagetop