永遠の片想い
チカの言葉に"ありがとう"と、私も笑った。


「何か、絵里奈の笑ってる顔、久しぶりに見たかも」

「…え?」

「最近元気なかったし、この間の事もあるから気になってたんだよ」

「チカ…ごめんね」


謝る私に、チカは慌てて返事をする。


「いや、何もないならいいの!でも、何かあったならいつでも相談して」


"私は絵里奈の味方だから"


チカの言葉が、胸に響いた。


「ありがとう。チカ、大好き」


いつも、何も話せなくてごめんね。

チカの気持ち、嬉しいよ。


本当にどうしようもなくなった時は、真っ先に相談するから。

"今はごめんね"と、何度も何度も心の中で謝った。
< 298 / 402 >

この作品をシェア

pagetop