永遠の片想い
響き渡るアラーム音と差し込む日差しに、また朝が来た事を教えられる。


真っ赤な目から、涙が乾く事はなくて。

私は、結局寝ながらも、一晩中泣き続けた。


佳祐と離れた時は、どうやって乗り越えたのか。


あぁ、そうだ。

あの時は、シュンくんが傍に居てくれたんだ。


そう思い出したら、また泣けた。


朝がきたら、学校に行かなきゃいけなくて。

休みが明けたら3年になる私達には、受験や就活が待ち受けている。

もう遅刻、早退などしてられる余裕はないんだ。


私の気持ちとは関係なく、現実はただ時間が過ぎるだけで。

取り残されてしまわないように、私も歩いて行かなくちゃいけないんだと思った。


悲しみは、何一つ消えないけれど。
< 340 / 402 >

この作品をシェア

pagetop