永遠の片想い
二人は何も言わず、私をひたすら泣かせてくれた。

チカとミっくんが居るから、私まだ頑張れそうだって思えたんだ。


ありがとうじゃ、全然足りないけれど。

本当に、本当に、ありがとう。




−−−−−……




「大丈夫?」

「うん、何か…すっきりした」


チカがあまりにも優しく笑うから、また泣きそうになったけれど。


「ごめんね、二人共補習あるのに」

「お前、バカにしてんの?俺、補習じゃねーし」


と、ミっくんはなぜか得意げに笑う。


「え、本当?」

「ミツル、こう見えて頭良いんだよ」

「一言余計だっつーの」


何て事ない会話が、今は私を安心させてくれる。
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