永遠の片想い
次の日も、やっぱり二日酔いで。

部長の声が、やたらと頭に響いた一日だった。


仕事が終わり携帯を開くと、チカからの不在着信が。

すぐにかけ直すと、響く声にホっとする自分がいた。


『お疲れ』

「お疲れ。電話、ごめんね。今終わった」

『絵里奈さぁ、来週末ヒマしてたりする?』

「来週末?ちょっと待って」


鞄から手帳を取り出し、予定を確認する。


「うん、大丈夫だよ」

『ミツル達と、そっち遊びに行ってもいい?』

「え、本当?!」

『まぁダメって言われても、もう休みとっちゃったから行くけど』


と、チカは笑う。


「嬉しいよ、待ってる」


久しぶりに、みんなに会えるんだ。
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