永遠の片想い
アヤカさんと行き慣れた居酒屋の、扉を開ける。

そして通された席には、懐かしい笑顔が溢れていた。


「お前、おせぇよ」


数年ぶりに会っても、相変わらずの憎まれ口なミっくん。


「ごめんね!てか、もうそんな飲んでんの?」


私は、笑いながら机に並ぶ沢山のグラスを指差した。

来てくれたのは、チカとミっくん、そしてトシとアツシだ。


「みんな、今日はありが…」


言い終わらないうちに、チカが私に強く抱き着いた。


「会いたかったよ、絵里奈…っ」

「チカ…ありがとう」


ただ、素直に嬉しくて。

懐かしいみんなの笑顔とチカの温もりに、心底ホっとした自分がいたんだ。
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