永遠の片想い
「まじ無理。ウザイ」


こんな返事もいつも通りで、何となく笑いが込み上げる。


「とりあえずどっか店入ろうよ」


コータくんの言葉で、私達は近くのファミレスに足を運んだ。


「私いちごパフェ」


マリの言葉に思わずつっこんだ。


「パフェはデザートでしょ」

「えー、私には主食だよ?」

「ダメ。ちゃんとご飯食べなさい」


私達のやりとりに、みんな笑う。


「絵里奈、ママみたーい」


そう言ってほっぺを膨らませるマリの頭を、コータくんは優しく撫でる。

そんな姿を見ていると佳祐が恋しくなって、私は笑いながらも目を逸らした。

こうして時間ばかりが進んで行くんだ。
< 55 / 402 >

この作品をシェア

pagetop