永遠の片想い
『明日も学校だろ?』

「うん。行きたくないけどね」

『まだイジメられてんの?』

「だからイジメられてないってば」


ムキになって言う私を、彼はバカにしたように笑う。


「次はいつ会えるかな」


呟くようにそう言うと、佳祐は悲しそうに言った。


『ごめん』


−−−−−……


違う、私がごめんだよ。

今日の今日で、佳祐にそんな事言わせて。

本当ごめんね。


電話を切った後、ただひたすら泣いた。


こんなに好きなのに。

こんなに大好きなのに。


佳祐の好きな人は私じゃないんだから。

ねぇ、いつか私も"好き"って言われたいよ。

眠れない夜、何度も涙を拭った。
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