桜散るまで



なほとは趣味が合い
まりなとも仲良く
なれた

後から聞いた話だけど
なほも友達がいなくて
困ってたみたい

それからは
私となほとまりなで
ずっと一緒にいた

授業も無事終わり
初めての放課後

まりなは中学生の頃
から続けてるバスケット
の体験入学に行った

キャプテンだったから
知り合い多くて
「1人でも行ける!」
って言ってた(笑)

なほと私は1階にある
自動販売機に行った

高校ならではであり
いつも飲むホットココア
めいつもより新鮮に
感じた

ベンチに座ってなほが
話しだした

「ゆみはさぁ〜部活入ん
ないの?」

「え?ん―考えてない」

私は吹奏楽部に所属
していた。
私も部長として活躍
していたがあんな辛い
思いはもう勘弁だった

「だったらさ、軽音部
行ってみない?
私、ギター弾けるように
なりたいんだ!」

まぁ暇つぶしになるか
と思い
「いいよ〜」
と返事した

「じゃあこれ飲んだら
すぐ行くよ!」

「え!?」

なほはココアを飲みほし
部室を目指して走って
いった

「え!待って!」

私も急いで準備して
追いかけた





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