太陽 -短編-
「ごめん…おれ、好きな奴がいる」
やっぱり…
そんなの、知ってたよ。
「うん。知ってたよ。」
「えっ!?」
「梅沢さん。うまくいくといいね。」
「あ、あぁ。ありがとな。」
横田はあたしに背を向け、再び歩き出した。
「横田!あたし…付き合いたいとか思わない。だから…だから…好きでいてもいいかなぁ?」
横田は、いつもの笑顔を残しそのまま去っていった。
まるで、太陽のような笑顔を…
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