太陽 -短編-
彼との出会い
彼との出会いは、半年前だった。
新学期恒例のクラス替え。
変なクラスだったら嫌だなぁ…
そんなことを思いながら、深呼吸をして教室に入った。
3年A組。
辺りを見渡してみれば、知ってる人のほぅが多い。
やったっ!いいクラスになりそ!
席についたとたん、1年生の時おんなじクラスだった瑞穂が近づいてきた。
「久しぶり!一緒のくらすやん!よろしく。」
「瑞穂じゃん!よろしくねっ」
そんな会話をしていたら、さらに2人近づいてきた。
美奈子と友里だ。
美奈子とは一度も同じクラスにはなったことはない。
たぶん、瑞穂となったのかな?
友里は去年一緒だった。
とにかく、知ってる人がいることが嬉しくて4人でキャーキャーしていた。
この時はまだ、彼の存在を知らなかったんだ…