ホントの恋
「愛海!!」




「・・・何・・??」




「あんた、ここで泣いてても何も解決しないよ??」




「わかってるよ。それくらい。」




「じゃあ、今ここにいる場合じゃないよね??」



「・・でも。」



「もう、しっかりしてよ。」





「今は、先生に会うとか無理。」




「ちょっとー、愛海!!あんた、河崎の彼女でしょ??」




「もう、彼女じゃなくていい。」



「あんたの、河崎に対する想いはこんな簡単にあきらめられるものだったの?」




「・・・。」




「あー、もうあたしはね、愛海の為をおもって言ってるんだよ。早く行かないと後悔す



することになっても知らないよ!?」



藍子が、あたしの為に一生懸命になってくれてるのは分かる。
< 118 / 209 >

この作品をシェア

pagetop