ホントの恋
藍子からの説得であたしは、先生のいる病院に向かうことになった。





藍子は行く予定じゃなかったけど、愛海が心配ってことでついてきてくれた。





あたしたしは、タクシーで病院に行った。




学校から病院までの距離は意外と遠くて車で40分くらい。




タクシーの中であたしは何度も願った。




「先生が、どうか助かりますように、そしてまた、前みたいに楽しい



日々が戻ってきますようにと。」




藍子は、あたしの気持ちに気付いていたらしく、




あたしに




「大丈夫、絶対助かってるから。」




と、声をかけてくれた。
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