ホントの恋

「あたしはね、もうお見舞い行ったよ。」




「あ、そうなんですか？？河崎先生大丈夫だったんですか？？」




「意識はあるけど、まだ寝てるわ。」




「はぁ。でも、よかった。助かってたみたいで。」





「まぁね。騒ぎすぎなのよ。こんくらいの事故で。」





福田先輩と藍子の話を隣で聞いてたあたしは、涙があふれた。




河崎先生助かったんだー・・




よかった。ほんとに。




「一橋さん？？」




福田先輩があたしのことを心配そうにしている。




「す、すみません。なんか、安心して、涙が。」




「一橋さん、もしかして、先生のこと好き？？」




「え・・・」





「好きなんでしょ？？好きじゃなかったら、今ここにいないし、泣いていないと思うな。」