ホントの恋
あたしたちの夜ごはんは、オムライス。



¥600のくせにうまかった。


「藍子ー、これおいしいね。おかわりしたい。」




「すれば?太るけど。」




「もう。」



「え、あたしダメとかいってないし。勝手にしたら?」



「・・・」




「でも、河崎はでぶい女子嫌いと思うよ?」




「・・・じゃ、我慢する。」



「ふーん。」




「ね、藍子ってなんでそんな痩せてんの?」




「さぁね?」




「まさか、ダイエットしてる?」




「してないよ、今は。」




「ふーん。」






「あ、あたしね、」




藍子が話しだした。
< 136 / 209 >

この作品をシェア

pagetop