野球少年と彼女と私
好き―――‥ねぇ?



「好きってゆーか‥憧れ?うん‥」

「まあ、今はそうかもしれないけど‥そのうちわかるって!」


「な‥なにを??!」

「そのうちって言ってんじゃん?」

だから‥‥‥なにを‥??
私の問い掛けをスルーするあいに
イラっとしながらも、私はお弁当に手をつけた。


なにも喋らない私に
「てかさ‥」

って話しを続けてきたあい。

相槌をする隙もなく

「彼女さん、何人目だよっ!」
なんて言いながら笑ってた。


‥‥何人目って??
どうゆう事??
いっぱいいるの??


「ゆか、知らないの??」
< 15 / 87 >

この作品をシェア

pagetop