野球少年と彼女と私

ぅはあ〜‥
もう、上の空って感じ‥。


「完璧あんた病気にかかってるよ」

ゆかは大袈裟に肩を落としてでっかいため息をついた。

「え、なによ」

「恋の病。違うとか言わせないよ〜?上の空だったし!」

「かかっちゃったのかな」

「てか、前からじゃんよお!ゆか見てりゃわかるっちゅーの!」

私は向井先輩が"好き"
それは前から。

人として好きなのか。
それとも恋愛の好きなのか。

私はその区別がすっごく難しいと思う。

向井先輩といるとドキドキする。
それはたまたまキスしたからかもしれない。

だけど、向井先輩を好きって認めれて嬉しい。

私の好きな人は向井先輩だって事が嬉しい。
多分私はかなり頭がズレてるのかもしれない。

それでもいいけどね〜
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