野球少年と彼女と私
「――――‥??」

私は言葉を失った。

金髪軍団。
てか、これは合コンではない、不良の集まりだ。もしくはギャルの集まりだ。
(どっちも一緒か?)

濃い化粧に金髪
濃い化粧を通り越し、汚くなっている。

金髪ツンツンロン毛頭の人がいる。
まさにギャル男って感じがして、キモかった。

ここまでのギャルも汚ギャル化してきて、なんだか居心地の悪さを感じた。

「あ、きたきた〜!ゆかちゃあーん!」

ギャル男がいる中で1番まともに見える哲平。

その哲平が何食わぬ顔で私を呼ぶ。

「え〜と、この子ゆかちゃんね!」

そう哲平に言われ、私は小さく「よろしく」って言ったら、皆「よろしこ〜」だか「よろ〜」だか「ちゃーす」って言う人もいた。

私入れて、女5人
男5人、計10人の合コンと名のギャルの集会が始まった。
(もうすでに始まってたけど)
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