僕の姫に誓います。
「ここ…だよな…」


「うん…なんか…緊張するよ…。初めてだと…」


「大丈夫、大丈夫だから。」


「うん」


変なことしてませんよ?


今から受験本番です。

会場までは悠希の車で送ってもらって、終わったら電話をかける。



「じゃ、行くね?」


「なんだよ?緊張してんの?」


「だってさ…」


「お前が静かだと調子狂うじゃん(笑)僕は元気で馬鹿みたいに騒いでる水希ちゃんが好きだよ?」


「なっ///」


「ははは!大丈夫お前ならできる頑張ってこい。じゃあな、後で」




私の王子様は飛びきり甘くて、優しくて。


そして欲しい言葉を残して車を走らせた。


「頑張るよ…悠希…」


悠希に初詣で買ってもらったお守りをもって大学の門をくぐった…
< 247 / 287 >

この作品をシェア

pagetop