僕の姫に誓います。

膝から崩れ落ちたあたしを抱きかかえた悠希は不思議そうにあたしの顔を覗き込む。

声で説明できないあたしはそっと悠希に手紙を差し出した。

受け取った悠希の目の色が少しずつ変わっていく。


手紙を持つ手が震えるのが分かる。



少しずつ怒気を含んでいく悠希の目は今までに見たことのない悠希だった。



ごめんね、悠希。






頬を伝った一筋の光は色んな感情。
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