僕の姫に誓います。
「勝手にほざいてろ。…こいつは俺んだ。二度とこいつに近づくな。次、水希になんかしてきたらただじゃおかねぇ。覚えとけ。」
電話を切りケータイをあたしに投げてきた悠希の目はいつもの悠希だった。
「あ、ありが…」
言い終える前に悠希に包まれる。
「もう僕にあんま心配かけないで…」
さっきまでの強気な悠希じゃなくて声は細くて、消え入りそうで。
「ご、ごめんね…?」
「次なんかされたらすぐ言えよ?」
「はい…」
「よろしい!さ、飯だー!」
「うん」