僕の姫に誓います。
「…き!水希!」
あっこの声…。
「ゆ、うき?」
「あー目覚めた?良かったーマジ焦ったんですけどー」
「えっここどこ?」
「僕の大嫌いな病院」
「えっ?えっとあたし、純菜と買い物してて、ファミレス入って話してて…」
「倒れたの。」
「…あたしが?」
「てかお前ん腹ん中、人いるって。」
「…は?」
「おめでとうございまーす」
悠希の手が伸びてきたのはあたしの下腹部。
もともと生理がすごい不順だから2カ月なんて普通で全然気にしてなかった…。
でも悠希の手が意味するのはそれで。
「嘘…」
「安心して。こいつお前に似て元気だってから。」
「悠希…とあたしの赤ちゃん?」
「浮気してなきゃな(笑)」
「っ…」
「泣くな泣くなー。すぐ泣くとこは高校生から成長してねぇな(笑)」
「だってあたし…。どうしよ…」