ピンキーリング
「終わったぁ!」

「阿部君まで?」


岩崎君は用事があるからって、急いで終わらせて帰っていった

「沙耶菜一人じゃん・・・」

「見せてやっから早く写せ?」

「ありがとー!」


阿部君に感謝しながらも急いで移した

「終わったー!」

「よし!職員室行くぞー」




それから合格をもらって、阿部君とバイバイして、体育館に向かった
バスケ部終わってるかなー?



体育館を覗くとバスケ部は終わっていた

「千湖ー?」

体育館のまわりを探してたら、いきなり声をかけられた


「沙耶菜ちゃん?」

「あっ塚城先輩!」

「だと思った。千湖、あっちのベンチに居るから行こー」

「はい!」



二人で体育館裏のベンチ?怪しいなぁ・・・



足音に気づいたのか顔をあげた千湖は、あたしが居ることに驚いてた

「沙耶菜?」

「居ないからびっくりしたー!」

「アハッごめんごめん!」

「で?」

「/////あのね・・・」


「もう好きになったから付き合うことになった」


千湖の言葉を遮って塚城先輩が、そう言った



「ま・・・じ?」

赤くなった顔でピースする千湖


「やったー!」
思いっきり千湖に飛びついた



千湖が一番可愛い笑顔をしてたのは、この時だってあたしは思うんだ
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