ピンキーリング

白のスウェット


数日後、ちょうどバスケ部と野球部と補習部の休みが重なる日があったから、千湖と塚城先輩のお祝いパーティーをすることになった
ただ単にみんな、遊びたいんだと思うけど・・・まぁいーかっ

多喜と顔合わすの久々だな・・・


場所は塚城先輩の家で、来るのは

塚城先輩
千湖
亮矢
徠ちゃん
多喜
あたし

姫乃は習い事があって来れないらしい



あたしは千湖を家まで迎えに行って、二人で塚城先輩の家に向かった

千湖も家に行くのは初めてらしい




「楽しみー!」

「・・・うん」

「何かあった?」

「ううん。ただね・・・」

「ん?」

「服変じゃないかなーって」

「なーんだ、全然似合ってて可愛いよ!」

「・・・よかったぁ!」



『恋がかなう待ち受けって知ってる?』

聞けなかった




服なんてどうでも・・・

服・・・

白のタンクにピンクのミニスカ、多喜に
『似合わねー』
とか言われないかな?





あたし・・・好きなのかな?
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